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丸龜商店街視察

ここちよい空間づくりにこだわった「丸龜商店街」

全国でも少ない「商店街再開発の成功例」

IMG_1123.jpg樹木があって、道路も直線ではないところが柔らかく感じられて気持ちがいい。9月25日、26日に香川県高松市の丸龜商店街を視察するという知り合いの大学の先生に便乗して、私も高松市の丸龜商店街へ。
地方の再開発がなかなかうまくいかない中、この商店街は成功例としてさまざまなところで取り上げられる成功例。たまたま聞いた三菱地所の取締役の講演でも、成功例として紹介されていた。
ここの再開発に20年にわたって取り組んで来たのが千葉大の福川先生。今回はその福川先生が商店街を案内してくださることになった。

これから100年続く商店街へ

IMG_1118.jpgメインストリートの美しいデザイン
高松城下の商店街として400年の歴史をもつ高松商店街。次の100年を迎えられる商店街であるためには再開発が必要と考えた。
それから20年。高松郊外に大型ショッピングセンターが次々にオープンして一時期は客足ががくっと落ちた。しかし再開発の効果ははっきり出た。完成しているのは一部でも丸龜の再開発は多くの人で賑わって、売上も1.5倍。多くの商店街が衰退する一方なのに、大変な成功なのだ。

ここち良い場所だから人が集まる

IMG_1116.jpg商店街のシンボル。ガラスのドーム。この商店街の特別なところは、個々の利益を超えて地域のために貢献できる商店街を目指したこと。商店街全体を統一した美しいデザインにし、明るいガラスドームと街路樹。など、隅々まで心地良くいられることに心を砕いている。
二階、三階も一階と同じように向い側の通りに渡ったりしながら買い物ができるし、メインストリートを眺めることができる。二階の通路にはアルコーブが設けられ、買い物の合間に座っておしゃべりしたり、本を読んだり。通りを眺めながらお茶を飲める素敵なカフェもある。
そして、再開発建物の中には200人程度のホールもある。演奏会、講演会に使われている。

IMG_1147.jpg「どんな商店街をつくるか」という部分から20年近くにわたって一貫してかかわっている千葉大学工学部の福川先生とプランナーの西郷真理子さん、商店街を運営するまちづくり会社の理事、商店街のマネージメントの担当者など、この日会ったみんなが、それぞれがこの商店街に哲学と情熱をもっているのがわかる。ここちよく、地域社会に貢献する、そして美しい空間でなければならない。それらが共有されていることが丸龜商店街の素晴さだと感じる。

まちづくり会社による経営

個々の利益よりも、質のよい空間と商店街をつくるために従来のシステムにとらわれず、借地と地域の投資を呼びこむことで、地域とともに生きる商店街になろうという考え方が共有されていく。